丘の上のログハウスに暮らす

思い描く未来を目指して

オシャレと断熱で一石二鳥?ファブリックパネルの制作

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皆さまこんばんは。

梅雨入りとの事ですが、毎日蒸し暑いですね…

 

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コロナ対策にも密閉空間はいかんという事で、建物だって、電車だって、どこもかしこも今は窓全開です。なんせクーラーつけてたって窓開けなきゃいけないみたいですしね。

新型コロナ:「電車の換気」窓開閉どうする? 夏控え鉄道各社困惑 :日本経済新聞

 

そんな時に、あえて今日は窓をふさぐ。季節外れの、「冬の断熱についてのお話」です。

(…ええ。わかってますよ。今は需要無いの。もう書いておかないと、大分前の事なので、もう忘れてしまいそうなんです!ゆるして〜)

 

スタイロフォーム(断熱材)をもらいました

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前回も書きましたが、1円で大量の断熱材を手に入れました。

背景には『大量に在庫を抱えていた、先方の倉庫閉鎖』というセンチメンタルな理由があるのですが、理由はそれだけではなく、どうやら『海外での廃棄物処理の価格の暴騰』があるようです。

 

譲って下さった方は、倉庫内の物の処理をお願いされていた方で、具体的には中国に、この手の廃棄物を普段はお願いしていたそうなのですが、中国も状況が変わりまして(コロナの話が出る、もっと前の頃ですが)廃棄物の引き取り価格が約10倍に跳ね上がったそうです。

 

そこでヤフオクに、『廃棄代かかるから1円でも良いから誰かなるべく多く引き取ってくんない?』と出品されていたところに、私が引っかかったというわけです。

 

私はその裏話を聞いて、改めて『なんて勿体ないことが、まかり通っているんだろう』と思いました。

スタイロフォーム は、多少汚れていたとしても、基本的に倉庫保管の未使用品。

なのに、会社の都合で廃棄せねばならず、さらにはその処理が従来の引き取り価格であれば、『安いから』という理由で、海外へ送られて処理されていた。こんな大きな物の輸送を考えたら、なんという「エネルギーの無駄使い」なんだ…と考えてしまいました

 

ちなみにこのスタイロフォームは、断熱材としてだけでなく、模型の芯材としても使われており、日本の有名国立美術大学の、東京藝術大学藝祭で毎年制作される御輿でも使われている物です。

(ちょっと写真は載せられませんが…特に彫刻科の御輿は、もう毎年…アレなんで)

 

私はたまたま、自宅用と職場用に、大量に譲っていただきましたが、安く見積もっても40万円分程。

 

これが、『置き場が無いから』という理由で処分され、『安いから』という理由で、廃棄する為にわざわざ海外に送られていく、ただただ勿体ない事だと思います。

 

 

さて。前置きが長くなりました。

 

ログハウスって、寒いの?

強がりでもなく、ウチの(新堀建設施工)ログハウスは、どんなに真冬でも、めちゃくちゃ寒いということは今のところ感じたことはありません。

 

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具体的に室温で言うと、今年の冬は暖冬でしたが、リビングが大体17度以下になることはありませんでした。

 

薪ストーブを稼働したらあっという間に20度以上。「暑い!」とか言いながら、冬なのにTシャツで過ごす事も。

(その状況がコツコツ薪を用意してきた身としては、贅沢に感じる幸せなんです。)

 

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写真は、土曜の朝、2階から降りてきて「あったか〜い」と薪ストーブの周りで二度寝する息子です。

冬の休日に幸せを感じる時です。

 

 

ただ、体感的に寒く感じる時があるのがお風呂上がり。

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我が家はお風呂、トイレが北側にあたるので窓が二重窓であっても、真冬の北風があたる部分が影響を及ぼします。

 

薪ストーブも全館暖房と行きたい所なのですが、真ん中に階段があり、暖気が二階に行ってしまうので、リビングと二階がポッカポカで、階段の先のトイレお風呂が、『もう少し、あったかくなってほしい!』という所だったのです。

 

 

そこで、断熱材を使って、夜だけ冷気をシャットアウトできる「窓のフタ」を作りたいなぁと考えました。

 

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スタイロフォーム をカッターと電熱線カッターで、窓サイズに切りまして
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スタイロフォーム の裏側にカッターで溝を切ります
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スタイロフォーム が大きいので定規がわりに板を使いました。(板に乗って切れるし便利ですよ!)
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気に入った布を買ってきて、巻き込むように溝に入れていきます。

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溝に入れる時に使うのがこちら

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硬めのポイントカードです!


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カードを使ってグッと、入れていきます

 

ひたすら…
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溝はしっかり切らないと、なかなか布が入っていきません
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見かねたお姉ちゃんが手伝いに来ました
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もう少し…!
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できたーー!!!!!

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つけてみた。
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こちらが従来のトイレの窓。

朝昼は、やはり開放感があるので陽が入ります。

 

でも冬の夜になると、ここから冷気が来ています。

 

なので装着!

(窓サイズぴったりなので、窓枠の木にはめます。隙間があると効果減なので、ピッタリに作りました)
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お姉ちゃん、ノリノリです。

まさかのトイレ2人乗り。

 

 

 

そして洗濯機の上の窓、(お風呂上がりに足を拭くところでもあります)こちらが我が家で1番寒いところな気がするので〜〜・・・

 

 

 

 

 

『装着!』
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実感として

これはもう鈍い私でも体感的にわかるレベルで温かくなりました!

(というか室温とか比較して測って無いので、体感でしかわからないという…苦笑)

 

 

もっと欲が出てきた

あとは、薪ストーブの熱を、これを機に北側の部屋までもっと持ってこれれば、きっと最高なんですけど、その為にサーキュレーター回すのは、試したのですが定着しませんでした。

なぜかというと、『折角、輻射熱でヌクヌクと、穏やかで、静かな癒しの時間を過ごしているのに、動作音と風で落ち着かなくなるのがもったいないなぁ』と感じたからです。だったらエアコンでもいいなぁとも思いました。

(ただ、ウチのサーキュレーターが特別うるさいだけなのかも知れません…)

 

 

 

 

とにかく断熱効果もあるファブリックパネル制作自体は大成功でした!次の冬も毎日使いたいと思います!

 

 

 

それでは、また次回!

(いつになったら現実の季節に追いつくのやら…マイペースに頑張りま〜す)